ブラジル・サン・マヌエル農園(購読者様価格)
ブラジル・サンマヌエル農園について
- 地域
- ブラジル・ミナスジェライス州
サリトリ市 - 生産者
- マルティンス・ファミリー
- 標高
- 1,240m
- コーヒー品種
- ムンドノーボ種
- プロセス
- パルプドナチュラル
- 保管方法
- 定温倉庫
- 焙煎度合い
- シティーロースト(浅煎り)
- 入荷時期
- 2019年3月
農園のこだわり
Serra do Salitre(セーハ・ド・サリトリ)は日本ではまだまだ知られていませんが、セラード地域においてシャパドンに並ぶ高度を誇る優良産地として注目が高まっています。
マルティンス家もそんなセーハ・ド・サリトリで農園を長く営む生産者一家の一つです。
マルティンス家のコーヒー栽培の歴史は、現在の農園主Rosa Maria Martins Vitralの祖父の代から始まります。
ポルトガルからの移民であった彼は、1900年代初頭さかんに建設されていた鉄道の枕木を切り出す仕事に従事していましたが、1929年サンパウロ州Pindoramaに土地を手に入れ、新天地でのコーヒー栽培に着手します。
その後、隣州のパラナにも農園を得ますが、度重なる霜害の被害から、1987年、息子のAmerico氏はコーヒーの理想郷セラードのなかでも品質の高いコーヒーが収穫できると聞いたセーハ・ド・サリトリに新たに農園を開くことを決意します。
現在、1200mを越える標高と気候に恵まれた彼らの農園は順調に成長し、Americoの娘たちであるRosa MariaやMaria Jose、そして孫のJose Antonioらによって年々品質の高いコーヒー生産が受け継がれています。
およそ1世紀を数えるコーヒー栽培は、マルティンス家にとって4代にわたる家族の歴史や伝統そのものであり、情熱です。91歳のAmerico氏もいまだ農園に通い品質の向上を目指しております。
彼らが経営する農園の総面積は約800ha(うちコーヒーの栽培面積は約500ha)、2013年は20,000袋の収穫がありました。
農園は区画ごとに整理され、収穫〜精製ロットごとにトレースすることが可能です。
Natural/Washed精製両方に対応、また灌漑設備も導入されています。安定して高い品質を誇る彼らのコーヒーは毎年ヨーロッパ向けにも輸出されています。
サンマヌエル農園の中でも甘味と滑らかな質感に優れた一押しロットです。
店長の感想
浅煎りに向いたブラジル、特に「滑らかな質感」に優れた銘柄を探し沢山の銘柄をカッピングしてきましたが、2019年度はサンマヌエル農園を取扱いさせて頂きます
「ブラジルならではの甘い香りを感じる事が出来、またソフトに広がるサンマヌエル特有の甘味」が特徴。
ソフトな口当たりに優れた店長一押しのブラジルです。
王道的なブラジル浅煎りのイメージを備えたバランス重視のサンマヌエル。
店長自信作のブラジル浅煎りをご賞味下さい