コーヒー相場の高騰について
―2025年、いま何が起きているのか―
昨年から続くコーヒー豆の高騰。
2025年に入ってからも値上げが止まらず店頭やWEBショップでも「高くなりましたね」というお声をいただく機会が増えました。
私自身も毎月の請求書を見るたび思わず「こんなに違うのか…!」と驚いてしまいます。
2025年上半期は過去35年で最高値に
(食品産業新聞社ニュースより)
新聞やニュースでもたびたび報じられている通り、2025年1〜5月のコーヒー豆の平均価格は過去35年間で最も高い水準となりました。その背景には、いくつもの要因が重なっています。
主な価格高騰の要因
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異常気象による生産量の減少
ブラジルやベトナムなど主要産地で干ばつや高温が続き、収穫量が大幅に減少。
気候変動による不安定な天候が、コーヒーの安定供給を難しくしています。 -
輸送コストの上昇
燃料価格の高騰やコンテナ不足により、物流コストが世界的に増加。 -
円安の影響
為替レートの変動で、輸入コーヒー豆の日本円換算価格が上昇。 -
世界的な需要の拡大
中国やインドを中心に、世界中でコーヒーの消費量が増加。
特に「スペシャルティコーヒー」への関心の高まりが追い風となっています。
8月以降の急激な相場変動
一時は落ち着くかと思われた相場ですが、
2025年8月に入り再び急上昇しました。
わずか1か月で約30%上昇、9月中旬には約50%上昇という異常な動きです。
主な要因としては――
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ブラジルの天候不安定
干天や不規則な降雨、寒冷前線の影響で、次期(2026/27年度)収穫への期待が後退。 -
アメリカの高関税政策
ブラジル産コーヒーに50%の関税が課され、米国内の在庫買い占めが加速。
これが国際相場の押し上げにつながっています。 -
生産国・消費国ともに在庫不足
歴史的な低水準にあり、供給が追いつかない状況。
他国への切り替えも難しく、価格の高止まりが続いています。
相場の推移(2025年8月〜9月)
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8月1日:284.20¢
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8月末:386.10¢
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9月15日:417.65¢(過去最大の上げ幅)
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一時下落(350.15¢)を経て、現在は371.35¢前後で推移。
高関税と在庫減少、投機筋の動きが重なり、今もなお不安定な状態が続いています。
これからの見通し
ブラジル以外の産地でも強気な価格設定が増えており、短期的な価格下落は見込みにくい状況です。
2026年に向けて、引き続き相場の動きを注視していく必要があります。
私たち焙煎店としても、品質と価格のバランスを保ちながら
日々の一杯を安心して楽しんでいただけるよう努めてまいります。

主要産地での異常気象は、コーヒーの安定供給にとって大きなリスクになっています。
気候変動の影響もあり、今後もしばらくは高値傾向が続きそうです。
生産量が減る中で、品質の良いロットも少なくなっていますが「少しでも良い素材を、少しでもお手軽に」――
その気持ちは変わりません。
これからも、できる限り納得のいく一杯をお届けしてまいります。
西山珈琲 店主・焙煎士 西山 力生 ブラジル政府公認 珈琲鑑定士(クラシフィカドール) 西山珈琲公式通販の店長「西山力生」です。
焙煎はもちろん、ネットショップのお客様係りでもありますので、ご要望などがございましたら何なりとお申し付け下さいませ。
「珈琲」を通して皆様に「美味しさ」と「楽しさ」をお届けが出来る様にこれからも精進していきたいと感じております。
皆様のご感想・ご意見をお聞かせ下さい。
「ブラジル政府公認 珈琲鑑定士」とは?
お客様にお届けするコーヒーの品質を保証するため、私の持つ専門資格について少しだけお話しさせてください。私が保有する「珈琲鑑定士(クラシフィカドール)」は世界最大のコーヒー生産国であるブラジル政府が公式に認める、いわばコーヒーのプロフェッショナルを証明する国家資格です。 具体的には、以下のような専門的な鑑定を行います。
☑品質の最終チェック: 生産工程の最後に、豆に欠点がないか、品質基準を満たしているかを厳しく鑑定します。
☑味覚検査(カッピング): 香り、酸味、甘味、苦味、コクといった様々な味の要素を専門的に分析・評価し、そのコーヒーが持つポテンシャルを正確に見極めます。 ☑産地・銘柄の評価: 各産地のコーヒー豆が持つ本来の個性や品質を鑑定し、最高の素材を選び抜きます。
鑑定士の技術が、あなたの一杯に繋がるまで この珈琲鑑定士としての経験と技術は、当店で販売するすべてのコーヒーに注がれています。生豆の買い付けから、豆の個性を最大限に引き出すための焙煎プロファイルの作成、そして日々の品質管理まで、鑑定士の視点で行うことで、常に高品質で美味しいコーヒーを皆様にお届けすることをお約束します。
