ミャンマー・ダラピン村(中煎り)

ミャンマー産について

1800年代後半にロブスタ種などのコーヒー栽培が始まり、1930年代以降アラビカ種の栽培も行われるようになっています。
- 地域
- ミャンマーシャン州 ダラピン村
- 標高
- 1,400m
- 業態
- 280世帯の小規模農家さん (リーダー:ウ・カン トゥさん)
- コーヒー品種
- カツーラ、カツアイ、ティピカ
- プロセス
- フルウォッシュド(水洗式)
- 収穫時期
- 11月~2月
- スクリーン
- 16アップ
- 焙煎度合い
- フルシティーロースト (中煎り)
- 入荷時期
- 2022年6月
こだわりについて

農家さんが住む村でマイクロな加工場(ミル))でコーヒーを作る事で村単体での商品化が可能となりました
ミャンマー北部にある古都マンダレーは1886年にイギリスに合併されるまで、ビルマ(現ミャンマー)最後の王朝として栄えました。
そのマンダレーの東部に広がるシャン高原はイギリス統治時代、避暑地として開発された地域です。今でも英国の情緒がある建物などが残っていて、趣のある地域です。
1800年代後半にロブスタ種などのコーヒー栽培が始まり、1930年代以降アラビカ種の栽培も行われるようになっています。
アメリカCQI(Coffee Quality Institute)の支援により品質が上がってきたミャンマー。
同国では東洋のパナマと称される品質。東南アジアで良質なコーヒーができる新しい産地です。
小農家が中心のユアンガンはシャン州で最大級の生産量を誇る地域で、今後も品質向上が期待できます。
発酵過程におけるユニークな精選方法やマイクロロットに挑戦しているジニアスコーヒーは、ミャンマー国内で唯一のコーヒー社会起業。
農家とともに成長を遂げる輸出会社です。
ユアンガンで一番大きな精選工場を所有し、品質向上にも取り組んでいます。農家へのトレーニング、苗木・資材等の提供をしています。


東南アジアの中でベトナム、インドネシア、ラオスに次ぐ生産量を確保できつつあり、新しい供給先として注目を集めています。
2016年アトランタ(アメリカ)で行われたSCAAエキスポにおいて良い成績を得たおかげで今や世界で注目を浴びる生産国となりました。
昨年はジニアスコーヒー(ミャンマーの輸出会社)社所有の加工場を通して作り上げられましたマイクロロットです。
昨年までは色々な村から収穫されたコーヒーチェリーをこの加工場で精製しておりましたが、
「今後は、生産者にもっとスポットを当てたコーヒーを作ろう」と、
マイクロミル(大きな加工場で加工するのではなく、農家さんが住む村でマイクロな加工場(ミル))でコーヒーを作ろうと決めました。
今までは、どこの村の誰のコーヒーというのがちゃんとトレースできなかったのですが、マイクロミルで収穫したコーヒーを加工すると、
いつ、どの村で加工されたコーヒーかがわかるようになり、そして、その村のコーヒーの味わいを知ることができます。
何より、自分たちで輸出前レベルまで仕上げることができるので、コーヒーチェリーで販売していた価格よりも高く販売することができます。それはいい考えだということでマイクロミルが確立され、この度ダラピン村のロットが入荷する流れとなりました。
店長の感想
東南アジアの多くは力強い味わいが特徴ですが、ミャンマーは「滑らかさ」。
甘みを伴った優しく漂う香り、透明感のある味わいの中に滑らかな質感の甘味、またコクとの調和。
昨年までと比べて「滑らかさ」の点が磨きがかかり、素晴らしいロットだと思います
年々品質がよくなっているミャンマー、今年も素晴らしい仕上がりで入荷致しました。
今後も品質向上が期待できるミャンマー産。
無くなり次第販売終了となります。