ペルー・オーガニック(中煎り)
ペルー・オーガニックが出来るまでの道のり
高橋氏のコメント
高橋氏の奥様はペルー出身で、実家はコーヒー農家でした。そこで作られていたコーヒーが美味しくて好きだったので、この好きなコーヒーを適正な価格で取引できれば、
生産者たちも生活価値も向上し、日本の消費者様も喜ぶんじゃないかと思い、ペルーコーヒーに取り組むと決めました。
また、言うだけじゃなく、自分の手で一緒に皆さまに喜んでいただけるコーヒーを生産しようと決めました。
地元に根差し、地元の人たちとともにいいコーヒーを生産しようと続けております。それが、地元の人達や次世代の若者達に希望も与えられると思い、地場産業として地元の活性化につながればと思っております。
2008年にコーヒー農園をつくり、初めてティピカ100%の農園を作りました、しかし、初めての最盛収穫の年2013年にさび病が蔓延して、せっかく作った農園が全滅してしまいました。全滅イコール収穫(収入)がなくなってしまいました。もう3 年~4年収入ゼロでどのように家族を養っていくか悩みました。しかし近隣の農家もほぼ全滅な状態でしたので、2014年より自分だけでなく、地域の人達と団結し
て対応していくために、生産者組合'APRYSA'を発足して、私が代表として活動を始めました。 ※HPから抜粋
ペルー・オーガニックについて
- 生産者
- APRYSA生産者組合
- 代表
- 髙橋 克彦 氏
- 地域
- アマゾナス州・ロドリゲスデメンドウサ
- 標高
- 1,400m~1,900m
- 業態
- 220の農家が集まった生産者からのマイクロロット
- コーヒー品種
- カティモール、ティピカ
- プロセス
- フルウォッシュド(水洗式)
- スクリーン
- 16~17アップ
- 焙煎度合い
- フルシティーロースト (少し浅い中煎り)
- 入荷時期
- 2020年4月
- 認証
- 有機JAS認証・フェアトレード認証
こだわりについて
「APRYSA」はより良い品質向上プロジェクトの参加や、各認証を取得し取引条件を交渉できるように、2014年15名で発足しましたが、2018年には220農家の団体まで成長しております。
組合を作る事でスケールメリットを生かして其々の認証取得費用の負担や、社会的信用向上および地元の人達に就職の機会を与えることが出来ました。
地元の農家の若者たちに就職の機会を与え、今では常時8人の若者たちを雇用出来ております。
今は、通常品(認証品コーヒー)とスペシャリティー品を分けて管理できるところまで来ました。APRYSA で働いている全員カッピングクラスを受講してカッピングしております。カッピングの結果を、各農家にフィードバックして品質向上につなげております。
ペルー産の中でも滑らかな質感に優れた一押しロットです
何とかペルーのおいしいコーヒーを知って頂きたいので、地味ですが一番いい状態での収穫を目指しております。
収穫してから、コーヒーが美味しくなることはないので、この収穫作業が一番最善の状態での収穫にこだわっております。
また、地元の風味を生かし、持続可能な環境との共生を考え、有機栽培を推進しております。
また、フェアートレード認証も取得し公正な取引をしながら、持続可能な生産体制を考えております。
環境だけを守るのではなく環境とそこに住む人達の環境も配慮して活動しております。
有機栽培の意義を説明し、その栽培で高品質商品の生産をし、生活の安定と向上を考えております。
店長の感想
コロンビア北部産とタイプは似ておりますが酸味・苦味はほとんど無く滑らかな質感の中に感じられる甘味。優しい味わいです。
素晴らしい香りと風味を感じさせる一品。
正直言いましてコロンビアより私はお勧めです。
農作物である以上最も大切な事は【丁寧な栽培】がされているかどうか。
このペルー産からこの信念を強く感じる事が出来ました。
商品番号:2-143