ブラジル・ドゥアスポンチス農園について

地域	ブラジル　ミナスジェライス州 パトロシーニョ市
標高	1,000m
コーヒー品種	ムンドノーボ種
プロセス	セミウォッシュド・風干し
焙煎度合い	フルシティーロースト（中煎り）
入荷時期	２０２５年１０月

オーナーのアントニオ・ジョゼ・デ・カストロ氏

• アントニオ家の理念

  アントニオ家では、環境問題と社会問題に真剣に向き合い、持続可能なコーヒー生産を目指しています。
  
  環境面では、農園内に自然保護地区を設け、地域の生態系を守る取り組みを続けています。
  また、灌漑用水は公的機関の許可を得た上で使用しており、環境に負荷をかけない方法で管理しています。
  
  生産過程では食品安全を最優先に考え、国内およびヨーロッパ市場で認可された農薬のみを使用。
  さらに、再利用期間や保留期間を厳守し、安心して楽しめるコーヒー作りを徹底しています。
  
  自然と共に歩む姿勢を忘れず、未来に向けて持続可能な方法を模索し続けることが伝統的な栽培地を守るための第一歩だと私たちは考えています。
  
  農園内の保護地区には小川が流れ、セラード（熱帯サバンナ）特有の多くの野生動物たちが生息しています。
  豊かな自然と共に育まれるアントニオ家のコーヒーは、まさに“自然と人の共作”です。
  
  　

  

• 徹底した管理と独自の乾燥技術が生む
  アントニオ家の味わい

  アントニオ家の生産農場は、徹底した近代農業技術のもとで管理されています。
  灌漑設備や乾燥施設、水洗精選方式などを完備し、栽培から精選までを一貫して行うシステムを確立。
  品質の安定と向上を常に追求しています。
  
  なかでも最大の特徴は、乾燥工程において採用している**「Win’dry（風干し）」方式**です。
  これは、従来の大量生産型であるコンクリート乾燥法とは異なり、網棚に豆を広げ、風の力で低温・均一に乾燥させるという、非常に手間のかかる方法です。
  
  この少量生産型の風干しは、ブラジルのコーヒー生産300年の歴史の中でも極めて珍しく伝統に逆らうともいえる挑戦的な技術です。
  
  しかしその結果、低温でじっくりと時間をかけて仕上げられる豆は、自然な甘味と豊かな風味を持ち、まさにアントニオ家ならではの味わいを生み出しています。