コロンビア・ピンクブルボン(中煎り)
コロンビア・サン・アグスティン農園について
- 地域
- コロンビア南部 ウィラ県
サンアグスチン - 生産者
- カルロタ・カルデロン氏
- 標高
- 1,780m
- コーヒー品種
- ピンクブルボン種
- プロセス
- ウオッシュド
- 乾燥
- 天日乾燥
- 保管方法
- 定温倉庫
- スクリーン
- 15アップ
- 焙煎度合い
- フルシティーロースト(中煎り)
- 入荷時期
- 2024年3月
ピンクブルボンへの取り組み
ピンクブルボンの起源には諸説あるようですが、レッドブルボンとイエローブルボンの自然交配種で、その特徴の一つに、コーヒーにとっては最も恐ろしい病気の一つであるさび病への耐性があります。
コロンビアでは過去にも大規模なさび病により多くの木が壊滅的なダメージを受ける中、耐性のあるこのピンク色の果実は発見されたと言われています。
また、色、形が違うだけでなく、飲んでみると従来の栽培品種とは明らかに違うカップ特徴があったことから新しい栽培品種として認知され、以降他の栽培品種と分けて栽培されるようになりました。
さらにカップもブルボン品種系とは全く異なり、ゲイシャ品種に非常に似ています。
通常のブルボン種に比べて生産量は非常に少なく、栽培環境も繊細と言われております。
それがこの品種が普及しなかった理由です。
40年続けてきたコーヒーの生産
アベリディオさんとカルロタさんのご夫婦の手で40年に渡ってコーヒーの生産が行われてきました。
当時3000本のカトゥーラの生産から始まり、収入を得て、資金を返済し、家を建てて、家族が生まれ、土地を買い足しながら耕し、少しずつ生活を安定させながら前向きに暮らしてきたこの40年には様々な物語が詰まっていると語ります。
しかし、2018年に帰らぬ人となったアベリディオさん。彼はコーヒーの生産に人生を懸けるアルト・デル・オビスポのリーダー的存在で、常に謙虚で前向きにコーヒーと向き合っている偉大な生産者でした。
また、エクスポーターであるBanexportの創業当時からのパートナーであり、共に多くのチャレンジと検証を重ね苦楽を共にし、スペシャルティコーヒー生産の指針を作った生産者の1人でもありました。
そんなアベリディオさんが生前最後に取り組んだのがピンクブルボンの生産でした。2017年初め、Banexport社の農技師エルキン氏とともにミルの隣0.5Haほど土地を整地し、ピンクブルボンを植えるための新しい区画を用意。通常、1.2m×1.2m ごとに苗木を植えるが、日照環境や養分、将来選定をした際の横幅を考慮し、1.5m×2m とかなり幅を広くとって新植し、サン・アグスティン農園と名付けました。
このプロジェクトは、収穫までの3年間のサポートや収穫後通常のスペシャルティよりも高い買付価格の保証を約束する事で、カチモール系の生産性の高い品種を植える事からカップ評価の高い品種を生産する事にシフトしてほしいと願い、Babexport社がスタートした生産者支援プロジェクトです。
店長の感想
ウィラ県の特徴、ピンクブルボンの特徴が併せ持つ甘味と酸味との調和、特有のフルーティーな香りが素晴らしく冷めるにつれて徐々に増してくる甘い余韻が一押しです
【上品な甘味と華やかな香り】珈琲を初めて飲まれる方から愛好者の方まで皆様に気に入って頂ける風味を備えております。
是非貴方の舌でこの貴重なピンクブルボン種をご賞味ください。
世界でも大変貴重なピンクブルボン種。
コロンビア特有の酸味・コク・甘味と調和に優れた自信作です!
無くなり次第販売終了となります!
商品番号:2-150