イエメン・モカハラズ(中煎り)
タレックさん兄弟の挑戦
内戦下のイエメンで世界に誇るコーヒーをお届けする為に・・
イエメン出身のタレックさんは、2014年に日本の大学に留学されました。ちょうどそのころから、母国イエメンでは内戦が激化しました。
イエメンに住む家族と電話する度に空爆の音が鳴り響いていたそうです。
母国のために何ができるのか、タレックさんは考えました。
コーヒーが、内戦で疲弊したイエメンの経済を救うかもしれない。
そして、コーヒー栽培できちんと生活ができるようになれば、カートの乱用も減るはず。
そんな思いから、大学卒業後に日本人とともに「モカオリジンズ社」を立ち上げました。
社名のモカオリジンズには、「イエメンのモカ港がコーヒー輸出の起源である」という意味が込められています。
農家さんと一緒にコーヒー作りに取り組むのは、現地に住むタレックさんの兄、コサイさん。 ※HPから抜粋
イエメン・ハラズについて
- 地域
- マナーカ・ハラズ
- 標高
- 1,700m~2,240m
- 業態
- ハラズ地域の農家さんたちのコーヒーから厳選のマイクロロット
- コーヒー品種
- ウダイニ(ブルボン)
- プロセス
- ナチュラル製法
- スクリーン
- 15
- 焙煎度合い
- フルシティーロースト (少し浅い目の中煎り)
- 入荷時期
- 2022年8月
こだわりについて
イエメンは中東で唯一のコーヒー生産国。アラビア半島の西側で北と東にはサウジアラビアがあります。
話されている主
な言語はアラビア語で、国内の99%の人がイスラム教徒です。
イエメンでは、コーヒーは主要な農産物の1つで、農家数は
30万。ファミリービジネスとしてコーヒー栽培を生業にしている農家が多く、均してそれぞれ1エーカー。いわゆる小規模
農家に属します。
イエメンの生産地の中でもサナア州のハラズ地方は、小農家がそれぞれの土地で少量のコーヒーを育てております。
彼ら自身でドライチェリーまで仕上げて業者に販売しており、今回のシャムスも各小農家さんから買い付けたコーヒーを脱穀工場で15UPに仕上げ、
比重選別で欠点をできるだけ取り除いたものになります。
通常のイエメンよりもはるかにクリーンで甘みの強いコーヒーとなっています。
イエメンの街中にカフェが見られるのですが、家飲み用にコーヒーを購入する場合は、コーヒー屋さんではなく、スパイス屋さんで購入するそうです。コーヒー文化の違いが如実に現れている国でもあります。
「世界で胸をはれるコーヒーをつくりましょう。」
タレックさん兄弟は、「市場価値の高いスペシャルティコーヒーを作り、高値で売ることができれば、農家に多くの利益を還元できる」と考えました。
高値で売れるコーヒーを作るためには、徹底した品質管理が必要になります。
とくに重要なのが、収穫の際、しっかりと熟したコーヒーチェリーだけを選んで収穫することです。
それは、農家さんにとってはとても手間のかかることなのですが、農家さんに呼びかけ続けました。
「世界で胸をはれるコーヒーをつくりましょう。」と。
今では多くの農家さんがコーヒーチェリーの収穫のタイミングを守るようになり、品質の揃ったコーヒーが作れるようになりました。
このような農家さんたちのたゆまぬ努力が、品質の高いおいしいコーヒーを作り出しているのです。
店長の感想
イエメン産と言えば酸味が特徴ですが、酸味を強調し過ぎず尚且つイエメンの豆の美味しさを引き出せるよう当社基準の中煎りより少し浅い目で焙煎しております
イエメンのモカの複雑で独特の味わいと、滑らかな甘みを伴った香りをお楽しみ下さい。
イエメンに平和が訪れること、そしてコーヒーを通して多くの方にイエメンを身近に感じていただけることがタレック氏の願い
希少なコーヒー豆を是非ご賞味ください
商品番号:2-161